木や木工に関する絵本や漫画をまとめました
近年、子どもたちが自然や木の活用方法について身近に感じてもらうため、木のおもちゃに触れる体験や木工ワークショップ等を通じた”木育(もくいく)”の取り組みが 各地で行われています。
林野省 木育(もくいく)
https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/mokuiku.html
木育の導入や雨天時の活動として
絵本や漫画から木に触れること、道具の使い方や活用方法、森のあり方など学ぶのもいいかもしれません。
今回は、わたしが厳選した絵本と漫画を紹介します。
絵本
くみ木の絵本「おかえりどうぶつはうす」/くみ木の森
絵本と木のパズル(くみ木)がセット
木のパズルは新潟県産の天然ブナ(スノービーチ・無垢材)を使用、絵本に出てくる動物たちの形をしています。
絵本は日本語だけでなく、英語併記されているので、プレゼントにも最適です。
出版社のおすすめ年齢:3歳~https://kumikinomori.stores.jp/items/616cecce6b6d1911fdce66c5
同社シリーズ
くみ木の絵本「こねこのきょうだいとお花ばたけ」
https://kumikinomori.stores.jp/items/663da5b74fbfd10951daeff5
だいくしごとをしようっと!/ラーシュクリンティング
ビーバーのカストールが大工道具を使って箱を作ります。
大工道具の名前を知りながら、なにができるのかワクワクします。
ラーシュクリンティングのカストールシリーズはエプロンを作ったり、ケーキを焼いたりDIYをしてみたりとチャレンジしているので、工作好きな子たちに人気です。
出版社のおすすめ年齢:3・4歳~
時計つくりのジョニー/エドワード・アーディゾーニ

お次も創作系 まわりからも「できっこない」と言われながらもまっすぐ時計を作ることに夢中になるジョニーの話。
ものづくりへチャレンジすることを恐れずにしてもらいたいですね。
出版社のおすすめ年齢: 5歳から小学校低学年ごろまで
The Giving Tree/シェル・シルヴァスタイン

日本題「大きな木」日本語訳は村上春樹訳と本田欽一郎訳。
1964年に初版発行後、約40ヶ国語で翻訳されたベストセラー作品。中学生の英語の教科書に取り上げられたこともあるそうです。
木から愛された少年の話。
少年は木をよじ登ったり、遊んだりしていましたが、成長するにつれ木と遊ばなくなり….
内容はシンプルなのですが、大人も 考えてしまう絵本です。
多様な捉え方があるので、話し合うのもよさそうです。
出版社のおすすめ年齢: 4 ~ 8 歳
なめとこ山の熊/中村道雄

宮沢賢治が執筆した「なめとこ山の熊」を 中村道雄が組み木絵で表現
絵の具を使わず、木がもつ木目や素材の色を組み合わせています。
中村道雄さんが組み木絵で表現した絵本は他にもあり、開いた状態で絵本を飾るのに最適です。
出版社のおすすめ年齢: 小学校中学年や小学校高学年、中学生、一般
ワンガリ・マータイさんとケニヤの木々
植林の話です。
絵本の元となったワンガリ・ムタ・マータイさんは2004年にノーベル平和賞を受賞した最初のアフリカの女性で、平和のために木を植えるアイディア、グルーンベルト運動をしていました。
幼い頃から木が好きで、木に関する知識を持っていたかしこいワンガリ。
近所の人のお悩みに、悩みにあった木を植える提案をすることで人々に平和をもたらしていきます。
出版社のおすすめ年齢: 小学校中学年~
木を植えた男/ジャン・ジオノ

植林の話です。
ジャン・ジオノの短編小説 絵本も出版されています。アニメーション映画は1987年度アカデミー短編賞を受賞。
荒れ地で川は枯れ、人々が住んでいない場所、旅人は羊飼いの男性と出会う。男性はなにもない荒れ地に黙々と木を植え続け森を蘇らせた話。
出版社のおすすめ年齢:小学校中学年~
漫画
木彫り猫の息吹~はしもとみお彫刻日誌~/はしもとみお

犬や猫などの動物をまるで生きているかのようにつくる 彫刻家 はしもとみおさんのノンフィクションエピソードが漫画になっています。
この漫画以外にもはしもとみおさんは入門者向け彫刻本や
元になった猫と彫刻の写真集など出版されています。
おすすめ年齢:小学校中学年~
神田ごくら町職人ばなし/坂上暁仁

「このマンガがすごい!2024」オトコ編第3位
「金なんざどうだっていい。心意気の話さ。わかるだろ?」
伝統の手仕事 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。5つの職人を描く。圧倒的な描写で蘇る江戸職人の技と意地。
伝統工芸品を見るときの考え方が変わりそうです。
ものを長く、大切に扱いたいと思いました。
おすすめ年齢:小学校中学年~