お宝かもしれない、サビサビなノミです
リサイクルショップの工具コーナーに隠れていたノミを購入しました。
木箱に4本 サビサビですね お値段なんと700円。
ちょうど、細いノミを持っていなかったので
砥いで、復活させることができたらお宝ですね✨️


木工職業訓練に通学中の夫は、4月から刃物の砥ぎ方を習っていたので、手慣れたものですね。気合も十分。
ノミを観察
どうやらこのノミ、太いほうは追入鑿(おおいれノミ)といって、穴を掘ったり、削りとったり色んな用途を兼用できる鑿(ノミ)で、
細いほうが、向待ち鑿(むこうまちノミ)といって、ホゾ穴加工に使用する鑿で、小さな穴を開けられるそうです。
どちらも木柄の端に輪っか(桂)がついているので、叩いて使うもののようです。
名称もチェック
銀色の刃先(しのぎ面)が出ている方が表、出ていない方が裏面で、黒い凹んでいる部分が裏すき
なるほど?(あまり理解してない)
Let’s研ぎ!のために準備したもの
砥石
こちらの人工砥石の中砥石と仕上げ砥石、ダイヤモンド砥石を用意。
ツーバイフォー材で簡易的な砥石固定台を作りました。
キング砥石 中砥石#1000 https://amzn.to/4fGps91
ナニワ研磨工業 仕上げ砥石#3000 https://amzn.to/3WIKv38
DIMIWORK ダイアモンド砥石#180/#120 https://amzn.to/3A3HlOp

水
砥ぎ場、もしくは砥石が入りそうなバケツに水を汲む。
洗濯物を干すような場所にある蛇口水道を改装して砥ぎ場を作りました。
タオル
古くてもOK ノミについた水を拭くときに使用
油壺と椿油
油壺は端材に穴あけて、底板つけて、いらない布切れを丸めて詰め込んだ物なので、プラ容器でも、お裁縫の針山でもOK
使ってる椿油はこれですが、普通の椿油でもOKだと思います。
黒ばら本舗 刃物用椿油 https://amzn.to/3LODg3p

あったらいいかもしれないもの ※今回用意しなかった
角度計、ノミ刃砥ぎガイド、ヘチマスポンジ
まずは砥石を水に浸す。
中砥石と仕上げ砥石は水につけて、十分に水を吸い込ませます。
気泡が出なくなるまで、だいたい10分~20分。
<div class=”concept-box2″><p>人工砥石の種類によっては、水につけておく必要がない物もあるのだとか。(シャプトン・高番手の仕上げ砥石)付属の説明書をよく読んでくださいね</p></div>
中砥石で砥ぐ
表の切刃を中砥石で砥いでいきます。
あてるのは刃先だけです。
角度を固定する治具も世の中にはありますが、持っていないので手で固定
<div class=”concept-box6″><p>※多分、あったほうがきれいに砥げます。「ノミ刃研ぎガイド」で検索 Amazonで検索する</p></div>
砥ぎ汁?(黒い汁)が出てきたら水で流す。

途中、ダイヤモンド砥石で砥石をリセット
砥石 面直し/砥面直し(とづらなおし)という作業もします。
ずっと研いでいると、砥石もすり減って真ん中だけくぼんだようになってしまうので、
それをリセットする作業のことをいいます。
砥石にダイヤモンド砥石を当てて、平たくします。
傷がついているようにも見えるけど大丈夫らしい。
使い終わったダイヤモンド砥石は汚れをヘチマスポンジでおとしてから、立てかけて水を落とします。
仕上げ砥石で砥ぐ
中砥石で全体が砥げたら
返り(砥いだ方と逆の面の刃先に出るひっかかり)を確認。ザラザラしたかんじ。
返りが出たら、仕上げ砥石で砥いでいきます。
仕上げ砥石のときは砥ぎ汁?が出ても水で流さない。
仕上げのお手入れ
ノミを布で水を拭き取って、錆びないように油でコーティングします。
油壷に椿油を染み込ませて、刃先をなでつけます。
このときに、布が切れないように優しく!
研ぎ 完了!結果は?
4本全て砥ぎ終わるまで結構時間がかかりましたが、なんとか完了。
どうやら2時間~3時間ほどやっていたみたいです。
太いノミより細いほうが砥ぐ面積が少ないので、すぐ研ぎ終わります。
砥ぎの結果、
サビが残っているものの、刃先はピカピカで使える!お宝へ変貌しました✨️

before /after

砥ぎ場がいまいち…
しかし問題は砥ぎ場です。
- グラグラする。
- 暗い。
- 砥石を置く台がツーバイフォー材なので、水に弱い、膨らむ。
などが原因で砥ぎ面にムラができてしまい、納得いかない様子。
グラグラするのは固定が必要ですね…グラグラさせない方法を考え中です。
暗い件はスタンドライトを置いたのですぐ解決👍️
ツーバイフォー材は悪くなったら交換すればいいと思うけど、どうなんだろう?
今後も砥いでくれるかな?
夫氏 ノミと鉋刃、小刀を砥いでくれたので、
今度、包丁砥いでくれるかなと期待してます😏どうかな?
以上、リサイクルショップの奥にある工具も
頑張って砥げばお宝になるよって話でした。